株式会社カエカ千葉様
2020.07.10

元DeNAの社長スピーチを書いたライターが語る!言葉で人を動かすオンラインコミュニケーション術とは

スピーチやコミュニケーションの学習はリーダーのみが必要と考えていませんか?スピーチを学ぶことで、リーダーシップのみならず、社員のロイヤリティ向上や会社のブランディングなど様々な課題解決に効果があります。

今回はリ・カレントグループ主催のHRラーニングイベント『なんじゃ祭』(2020年5月27日~29日開催)で行われた、スピーチライターである千葉氏に登壇いただき、オンラインでのコミュニケーションについての課題と解決のポイントをお伝えします。

■登壇者プロフィール
千葉 佳織 氏
株式会社カエカ 代表取締役社長 / スピーチライター

15歳から日本語のスピーチ競技、弁論をはじめる。
2011年安達峰一郎世界平和弁論大会にて優勝、2012年内閣総理大臣賞椎尾弁匡記念杯全国高等学校弁論大会にて優勝、2014年文部科学大臣杯全国青年弁論大会一般の部にて優勝をし、全国弁論大会3度優勝経験を持つ。
慶應義塾大学に入学し、2013年ミス慶應SFCコンテストグランプリ受賞をきっかけに、BS朝日番組「Live Nippon」やBSフジ番組「BOAT RACEライブ」でキャスターを務めた。

大学卒業後、株式会社ディー・エヌ・エーに入社。
小説投稿サイトの企画を経て、人事部で新卒採用を行いながら、同社初のスピーチライターの業務を立ち上げ、イベントや採用の登壇社員育成、代表取締役社長のスピーチ執筆など、部署横断的に課題解決に取り組む。
2019年、株式会社カエカを設立。
経営者や政治家などを対象とするスピーチライティングやトレーニングのほか、教育機関でも講師や研修を手掛け、スピーチスクールgoodspeak」の運営や、スピーチによるエンターテイメント「SPEECH LIVE」の旗揚げなど行う。

オンラインコミュニケーションが引き起こす問題

コロナウィルスの感染拡大防止のため在宅勤務の導入が広がり、ビデオ通話などオンラインでのコミュニケーションを行う場面が増えました。オンラインコミュニケーションにおいて、下記のような3つの問題が起こっています。

非言語情報が伝わらない
対面のコミュニケーションで伝わっていた雰囲気、空気感、身振り・手振りなどの非言語情報が伝わりづらくなります。また相手の様子を伺いづらくなるため、一方的なコミュニケーションになりがちです。

一方的になりやすい
相手の顔や反応が見えづらいため、コミュニケーションが一方的になりやすくなります。相手の通信環境によっては時差が生じたりと、リアルタイムのやりとりを行いづらい場合があります。

消極的になりやすい
様子見を続けたり、特にオンライン移行対策をせずコロナが終息するのを待つなど、オンラインでのコミュニケーションに対し消極的な態度が見られます。

オンラインコミュニケーションの性質による情報伝達のロスや、オンラインコミュニケーションに対する態度の違いによって、対面で得られていた情報交換や意思疎通が難しくなっているといえるでしょう。

さらに、オンラインコミュニケーションを行う中で、社内の様々な階層の人に問題が起こっています。

新卒
チームへの所属意識が薄まり、生産性が落ちてしまう。モチベーションが下がってしまう。
学生
オンライン面接で面接官の覇気が感じられず、志望度が下がってしまう。
人事
対複数に話をするとき、自分の話を聞いてもらえているか、相手の記憶に残っているか不安が生まれる。
管理職
部下の気持ちを汲み取ることに苦労する。結果、マネジメントがうまくいかない。
営業職
初対面のコミュニケーションが難しく、商談がうまくいかない。
経営者
社員に直接語りかける場が減ってしまった。会社全体を鼓舞したいが、発信の仕方が分からない。

スピーチ・コミュニケーションは、リーダーだけではなく、すべての立場の人にとって必要なスキルです。社員一人一人が自己内省し自分の言葉で会社や仕事の魅力を語ることで、ロイヤリティの向上や離職防止、生産性向上につながります。また会社全体のブランディングにもつながります。

コロナ終息後もオンラインコミュニケーションが一定の割合で継続が予想される中、この新しいコミュニケーションの質を上げることが急務となっています。

オンラインコミュニケーションで気を付けること

オンラインコミュニケーションでどのようなことに気を付けるべきでしょうか。講演当日は、2名の発表者にワークに参加いただく形で進行しました。

<ワーク内容>
「あなたの会社・サービスの魅力は何ですか?」というお題に対し、1分間のスピーチを行う・ウェビナーやオンライン面談など、画面の向こうにいる相手に語りかける場面を想定する
・スピーチを録画し、発表者が録画を見て自己評価をする
・スピーチを練り直し、再発表する
・千葉氏よりフィードバックを行い、スピーチ表現をブラッシュアップする

オンラインに限らず、スピーチを作成・発表するうえで重要な観点について、オンライン上で千葉氏が直接フィードバックを行いました。

すべての人が話し手となり、なにかを掴む社会に

千葉氏が代表を務める株式会社カエカのビジョンは、「すべての人が話し手となり、なにかを掴む社会に」。スピーチやコミュニケーションを学ぶことで、個人の仕事人生や、会社の変化のきっかけになるかもしれません。

オンラインコミュニケーションに対する様子見や、「伝わらない」とあきらめるのをやめて、新しいコミュニケーションを学び取り入れていきませんか。

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