就活する前は教職の道を目指していた

実は、就活する前は教職の道を目指していました。
私自身が高校時代までは、学校とかずっと続いてきた仕組みの中で生活していく中で、自分の中で、言葉にならない、なんかうまくやっていけない気持ちがあったんです。それは単純に自分が適合できないからなんだろうなとか、いろんな理由が重なっているところももちろんあったんですけども。大学でジェンダースタディーズを学ぶ中で、自分の中で苦しかったのはこんな理由があって、そういった苦しみを持っているのは私だけではなくて、その苦しみを何とかしましょうよという学問分野があるということに触れたりして。

自分のもやもや、自分の悩んでいるジレンマみたいなところに名前が付いていて、研究されていて、私の他にも闘っていたり向き合っていたりする人がいるっていうのを勉強しながら、みるみる、道ではないんですけど、窓が開けるような感覚が本当にありました。それは本当に、救われるっていうとすごく言葉が大仰なんですけども、大学の教育の中で自分の苦しみに光を当ててもらえたっていう感覚があるのかなと思っています。

教職だけでない、社会という枠組みの中で自分ができること

「社会ってそういうものだよね」という固定概念や諦めがあるのだとしたら、それを変えていける価値観を持った子どもたちを、きちんと責任を持って教育して、辛いこともあるかもしれないけど君たちは間違ってないよって言って送り出してあげるのが、学校教育の役目の一つだと思うんです。

ずっと続いてきた価値観によってひずみが生じているのだとしたら、それを再生産していくことが教育の役割ではないっていうふうに改めて自分の中で思って。教育って、私がそうしてもらったように、今までなかったものとか、今まで自分の中で隠れていたものに光を当てるものだと思っています。なんとなく、苦しい人は苦しいままで、苦しい人がいることに気付かない人はそのままでっていうふうに繰り返していくためのツールでも場でもないっていうふうに改めて思って、幾つか道はあったんですけど、「そういうものだよ」って言われていた社会っていうところに自分がまず関わってみたいと思いまして、教職から就職に切り替えました。

就職に切り替えてみてどうだった?

切り替えが遅かったので、すごく慌ただしく就活をしたのですが、やっぱり自分が見に行きたいな、お話を聞いてみたいなと思う企業の方々は、社会を変えていきましょうよということをおっしゃっている企業さんが多かったかなと思います。

変わっていかないと、今の時代に合わせて移り変わって新しいものをつくっていかないと生き残っていけないといろんな企業さんが今思っている節目なんだっていうのは、リ・カレントに入ってからも思いますし、就活している時も感じているところでした。

なので、切迫感を持って新しい時代に順応していかなきゃいけないですよねっていうことを打ち出して採用活動とかをされている企業さんもたくさんあるっていうのは、いろいろ悩んで就活に切り替えた私にとっては、ある意味、新鮮なというか、ちょっと明るい気分になるような部分だったかなと思います。

リ・カレントの選考で印象的だったことは?

今、就活っていう緊張状態から抜けて振り返ると、やっぱりすごく緊張して臨んでいて、自分は選ばれるんだと思って変なこと言わないようにしようとしていたなと思います。

でも、リ・カレントの選考の中ではそういう要らない緊張感みたいなのを外してお話ができたなと思っています。それは本当に、最初の人事のさくらさんとの面談もそうですし、その後の面接でお会いした時もそうなんですけど、思っていることを話してほしいっていうのが問い掛けの中とかからすごく伝わってきて、今、私が思ってること、考えていることをこの方々は聞きたいと思ってくださっていて、私はそれを真っすぐ話せばいいんだなっていう安心感が選考の中でずっとあったんです。

同じことを試みてくださった企業さんもあったと思うんですけど、そういう伝わり方をしてたのはリ・カレントだけだったなっていうふうに今振り返ると思います。

就活当時、リ・カレントはどのように見えていた?

本当に「人」と「人の可能性」に関わるのが好きで、そこへのこだわりがすごくある方々が集まっている会社なんだなって思っていました。みんながそこに思いがある人で構成されている集団って実はそんなにないような気がしていて。というのは、自分は教職課程の中で、利益を超えて教育に携わっていくはずの教職の方々の中でもこの熱量っていうのはそんなにそうそうあるものではないなと感じたからかもしれません。
人材開発、教育研修の他の企業と比べても、この部分がリ・カレントの強みであり個性と言える部分なのかなと思います。

入社当初、仕事をしていて嬉しかったことは?

人材組織開発プロデューサーとして、お客さまから実際にご支援の機会を頂けるようになってきた時は嬉しかったです。

特に私のパターンとして、自分で企画やサポートをしたセミナーの会場でお客さまとご挨拶をさせていただいて、どんなきっかけでお探しになっていらっしゃったんですかとか、その場でいろいろ話をしながら実際に自分もセミナーに入ってお客さまと同じものを体験しました。そして、そのお客さまに後日訪問して、改めてお悩みや困っていらっしゃることをお伺いして、「この間見させていただいたセミナーのような内容で何かないですか」というお声掛けを頂いて、自分の担当として企画をお持ちするということが徐々にできるようになっていった感覚がありました。

当時はお客さまからご支援の機会を頂きたくて、半年くらい悩み試行錯誤してきているところだったので、プロデューサーとしてお客様にお電話したり、「こういうセミナーがあって」とお誘いしたりして、自分がつくりだした接点からリ・カレントとお客さまの縁がつながる感覚があったときは、投げ出さずに続けて良かったなと思っていましたね。

どんな人材組織開発プロデューサーになりたい?

やっぱり私自身に、「あなたに」っていうようなご指名でご支援の機会を頂けるようなプロデューサーになりたいっていうのは思います。そこが一番自分としてもうれしくて、頑張ってしまえるところだと思うので。

もう少し広いお話をすると、これは新入社員研修の最後、成果発表という形で社内メンバー全員にお伝えしてる部分でもあるのですが、具体的に言うと、要するに私はずっと多様性を大事にしたいなと思って暮らしているんです。みんなが幸せにというか、自分がやりたいことを仕事にして自分らしく働けたらいいなっていうのを思っています。自分自身も、自分らしく働けないっていうふうに思った瞬間とかもあったので、自分自身をどんなふうに認知している人も、自分の強みを生かして仕事ができる社会にしたいと思っています。それはリ・カレントのメッセージにもすごく共鳴してるところですね。

人事の方にお会いすればお会いするほど、お話を聞けば聞くほど、今までのままじゃ駄目だとは思っているんです、というお話を本当にたくさんお伺いします。一方で、変えていくというのはやっぱりパワーがかかることだと思うんですよ。今までどおりに続いていくっていうのも、一つの在り方だという気もするんです。

特に上の世代の方、自分はそれでずっと頑張ってきた方々、そのやり方に適応して頑張ってきた方々はこれからの世代をどうしようって考えてらっしゃる立場でもあると思うので、今まで自分が頑張ってきたやり方、適応してきたやり方から次のやり方を模索するっていうのは、気持ちの面でも、変革の激しさっていう面でもすごくハードなことだと思っていて。だからこそ、私たちみたいな企業が価値を提供できるのかなっていうのも、ますます強く感じています。

最後に、どんな人にリ・カレントに来てほしい?

リ・カレントはタイプも価値観も異なる人たちが集まっているので、一概に「こういう人が来ればここにハマるよと思うよ」とは言えないです(笑)。ただ、自分が思っているのは、やっぱり人の可能性とか、人そのものに興味があって、それについて考え続けたり、関わり続けるのが楽しい人には向いていると思いますね。

毎年、異なるタイプの人たちがどんどん参画していくのがリ・カレントという環境というか、フィールドなんだと思います。面白いなと思ってくれた学生さんが、自分の中にある想いや経験、色々なものを持って「リ・カレントってどんなところですか」って、のぞきに来てくれたらいいんじゃないかなと私は思っています。

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