須藤

学生時代は学校教育の分野を学ばれていましたが、そこからどのようにして人材業界に興味を持ち、リ・カレントに入ることを決めたのでしょうか?

横山

大学の時は学校の先生を目指していましたが、教育実習やボランティアに参加する中で、学校の先生は「違う」と思いました。先生として「こうあらねばならない」という規則が多く、見え方・考え方が偏る可能性があると思いました。社会人として会社の中に入ることで、自分の思考の幅と視野が広がるのではと思い、就活に切り替えました。

就活の中で、ある人に自己分析を手伝っていただいたとき、「自分が誰かのターニングポイントになりたい」、人と話して、悩みを解決することを仕事にしたいという想いが強くあることに気づきました。そこで人材育成・研修業界について知り、教育のバックグラウンドも生かせる分野なこともあり、関心を持つようになりました。

私は就活を始めた時期が遅くて、リ・カレントの会社説明会も5月の後半くらいに参加しました。選考を受ける中で入社意欲が高まったのは、私と境遇が似ている社員の方がいて、その方と話したことが一つの理由ですね。学校の先生を目指していた方で、リ・カレントでの社会人教育の面白さを伝えていただいて、自分の中で「教育」そのものの幅が広がったことは、入社したいと思う大きなきっかけでした。内定が出たときも、入る気満々でしたね。

須藤

入社して1年目で担当したプロジェクトについて教えてください。

横山

キッチン用品の卸業界のお客様で、10年目のアシスタントマネジャー階層に対するフォロワーシップの研修を行うプロジェクトでした。もともと別の担当者からの引継ぎ案件で、お客様のことを知らない中メイン担当になったので、初めはお客様をよく知ること、関係を築くことに苦労しました。

プロジェクトを進める中で、初めて「お客様に価値提供ができた」と感じられた瞬間があります。2020年は新型コロナの感染拡大に伴って、研修を初めてオンラインに切り替え実施される企業様が多く、私が担当したお客様もそれについて迷われていました。そこで、リ・カレントでサポートできるパターンを3つ提案し、提案書をお渡ししたところ、1~2週間ほど後に、「このパターンでやりたいのですが」と連絡が返ってきたんです。そのパターンは、非対面のやり方の中では受講者にとって最もいい環境を用意できるものの、最もお客様に手間とコストがかかる方法でした。選ばれないだろうと思いつつ、最も推奨したパターンを選んでいただけて、「これがお客様のことを考えて価値を提供するということか」と初めて実感しました。そこから、仕事に対するモチベーションや、向き合い方が変わったように思います。

須藤

研修実施までやり切って、横山さん自身はどんな学びがありましたか?

横山

まず研修が終わったときに、お客様から「受講生が安心して研修を受けられていた」とおっしゃっていただき、ほっとしました。研修を実施するまでに、リ・カレントのたくさんのメンバーがサポートしてくれて。人を巻き込むって、こういうことかと分かりました。自分一人では作れない価値を、人と協力したからこそ作れたんだと、身をもって学びました。

須藤

話は変わりますが、横山さんは7期生の中でも一際「チームで取り組む」ことにこだわり、そのためなら一歩踏み込める人だと感じています。「チーム」の認識で、学生時代と今で変わらないこと、変わったことはありますか?

横山

チームは「仲良しこよし」じゃないということを仕事になって実感しました。成果を出せれば仲良しじゃなくてもいい。でも、成果を出すにはチームとしてまとまっている必要がある。信頼≒仲良しと認識していた学生時代の部活のチームと、会社のチームはどう違うんだろうと疑問でした。

会社を通じて一つ出た答えは、「それぞれがそれぞれの役割を機能させること」がチームなのではということです。リ・カレントの講師の一人から、チームについてスポーツにたとえて教えてもらったことがあって。「全員が点を取りに行くのはチームではない。誰かが得点して、誰かがフォローして、誰かが守るから、チームなんだよ」と。私自身も、大学でラクロス部に所属していた時、人と交代で入って、パスを回しつつ少しだけ守る影武者のような立場を与えられたことがあって、意味があるのかなと悩んだ時期があったのですが、そのときの答えが社会人になって理解できました。一人ひとりが役割を全うして、成果を出すのがチームなんだなと思います。

須藤

チームに関わる中で、どんなことを意識していますか?

横山

リモート環境だったこともあり、みんなの様子が見えず、一人ひとりが何をしているのかわからないことが不安で、チームもバラバラの状態だと感じていました。このままじゃまずいと思って、先輩に相談しながら自分のチーム向けの研修を設計しました。みんなが不満だったり将来的にどうなりたいかを伝え合う間を作って、チームが一つになるように働きかけました。こんなチームだったらいいなと思う理想像を描いて、理想に対して諦めないで、自分が粘り強く働きかけようと意識していました。

須藤

「もうやだ」って思うことはなかったのですか?

横山

思うこともありましたが、チームとして機能することを諦めたらそこまでじゃないですか。諦めたら解散です。でも途中で解散しても、結局残りのプロジェクト期間は続くので、チームである状態をとにかく自分はあきらめないことを意識しました。嫌だと思う自分の気持ちも受け止めて、なだめながら、周りが「もうやだ」というのに「ちょっと待って」というのが自分の役割だと思って働きかけました。

須藤

今後、どんな人材開発組織プロデューサーを目指したいですか?

横山

案件ごとに、お客様へ最大の価値提供ができる「チーム」を作れる人になりたいと思います。案件ごとのチームって、ずっと同じ固定メンバーだけで運営するわけではなく、軸となるメンバーがいつつも、そのメンバーで補えない役割を他のチームから力を借りてくることもあります。そういう巻き込みができるプロデューサーなら、お客様へよりよい価値提供ができると思います。

須藤

どんな人がリ・カレントにきてほしいと思いますか?

横山

1つめは、人の成長に関心を持ち、人のために自分ができることを粘り強く考えられる人。
2つめは、何でも面白いと思って、ぐいぐいいっちゃう人。
3つめは、自分と違う性格の人と関わることを面白いと思える人。
1つめに関して、研修業界はお客様に学びを届けることが仕事なので、人の成長に関心があればきっと面白いと思って仕事に取り組めると思うからです。
2つめは、リ・カレントがなんでも自由にやらせてくれる会社だから、その環境を存分に使って、自分の強みや良さを伸ばすことができる人が向いていると思うからですね。
3つめは、自分の価値観によるものですが、人の意見を聞いて、吸収したいと思うタイプなので、人の話や価値観から学びを得ることが好きな人、それができる人と働きたいなと思います。リ・カレントは、そういう人にとってとてもいい環境だと思います。

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