2015.06.4

抱え込み型プレイングマネジャーの仕事デザイン術 ~切って渡して巻き込んで!デキる上司 5つの極意~

 

【プログラム内容】
第174回 目からウロコのHRDセミナー
リ・カレント:研修無料体験セミナー
講師:谷口龍彦(たにぐちたつひこ)

自分のプレイング業務をやりながら部下の育成もして…部下の業務デザイン
の前に、実は自分のタスクがあふれてしまっているマネジャーが、貴社にも
いらっしゃいませんか?今回は、管理職の生産性を高めるための
「今さら聞けない仕事デザイン術」をご紹介します。


今回のセミナーレポートは2015年5月1日(金)に行われた
「抱え込み型プレイングマネジャーの仕事デザイン術
~切って渡して巻き込んで!デキる上司 5つの極意~」
をテーマにした企業人事担当者様向けセミナーのレポートをお届けします。

抱え込み型プレイングマネジャーの仕事デザイン術|リ・カレント|谷口龍彦

講師:谷口龍彦(たにぐちたつひこ)
【略歴】
東京理科大学理工学部経営工学科卒。
カリフォルニア州立大学フルートン校心理学部大学課程卒。
大手コンサルティング会社を経て2008年独立。
これまで経営計画立案支援、経営改善支援、組織開発支援など、
企業経営の幅広い支援に携わる。
1000件以上の組織課題解決実績を持ち、心理学をベースにした
目からウロコの解説と、ユーモアあふれる関西弁トークにより、
百戦錬磨の管理職、経営幹部からも多くの支持を受ける。


■業務のブラックボックス化

管理、間接、営業関連業務の成果を決定する最大の鍵は、
対象となる業務をどのように実行するかという「設計」を
いかに上手に行うかにかかっている。
1.設計図がないから、業務プロセスが目に見えない
2.設計図を書かないと、自分以外の周囲のメンバーに対する
気配り、根回しができない
3.設計図があれば、類似業務が発生した場合には過去の
経験を活かせる(共有化できる)
4.設計図がないから、「場当たり的な対応」、「やってみなけれ
ばわからない対応」がまかり通り、手戻りが増える
5.設計図がないから、業務の優先順位がひとそれぞれ改善策
として業務の可視化が必要。また、業務設計が効果的なプロセスを生む。

マネジメントで優先度を持たすべき業務領域|リ・カレント|谷口龍彦
マネジメントで優先度を持たすべき業務領域は、どの象限に当たるでしょうか?

■効果的なプロセスで仕事を進めるには?

職場で潜んでいる!? 3つの非効率プロセスを撲滅せよ!
1.納期遅れ
工程見積が曖昧→納期の約束をする→業務に取り掛かる→
見積外の工程が発生→時間がかかる→納期に遅れる
2.過剰品質
高評価を得たいと思う→期待以上のもの作る→多くの時間を投下する→
他の業務に影響が出る→指示業務が完了する→品質過剰と判断される
3.手戻り
わかることから始める→不明な点が出る→できることを進める→
不明な点を確認する→前提が変わる→手戻りが発生する
■なぜ効果的なプロセスで進められないのか
知的作業の成果を決定する最大の鍵は、対象となる知的作業を
どのように実行するかという「デザイン」をいかに上手に行うかにかかっている。
1.デザインできないから、業務プロセスが目に見えない
2.デザインしないと、自分以外の周囲のメンバーに対する気配り、
根回しができない
3.デザインすれば、類似業務が発生した場合には過去の経験を活かせる
4.デザインしないから、「場当たり的な対応」、「やってみなければ
わからない対応」がまかり通り、手戻りが増える
5.デザインしないから、業務の優先順位がひとそれぞれ
正しい業務デザインが効果的なプロセスを生む

個人をある行動に駆り立てる力|リ・カレント|谷口龍彦

個人をある行動に駆り立てる力

■期待値理論モデル

部下へ業務を割り当てる時に、これらの要素をそれぞれ部下に
具体的に伝えることが必要。
目的:「獲得する価値状態」
チームの獲得する価値、その方向へ進むことの価値、意味を示す
目標:「実現する状況状態」
チームの実現する状況、獲得するゴールイメージを鮮明にする
計画:「取り組むべき活動状態」
チームの目的、目標を実現するための具体的活動を明確にする

職場のプレイングマネジャーの仕事の進め方|リ・カレント|谷口龍彦

リアルボイス(ご参加者の声)

<ご参加理由(抜粋)>

・まさにプレイングでマネジメント不足の管理者が多く、研修直後だけでなく継続していける仕組みも併せてお聞きしたいと思いました。
・事務業務が中心の部署メンバーに提案型の業務をうまく任せることができない状況に陥っています。段階を踏んで任せていく方がよいか悩んでおり、セミナーを通じて何か気づきを得たいと考えました。
・仕事を抱え込みすぎる傾向を自分に感じている。効率良く業務をこなし、部下の指導もこなせるような仕事のやりくりのヒントを見出したい。

<セミナー感想・気付き>

・チームで業務を行う場合、情報を共有化して、意識を合せた上で作業に取り掛かることが一番手戻りがないことを改めて錦することができました。
・部下に仕事を任せられていない、部下への仕事の割り振りが下手、その場での思いつき、チームでの仕事の成果を出し切れていない、など課題を浮き彫りにすることができた。

<プロデューサーの目>

今回のテーマはプレイングマネジャーの仕事デザイン術ということで
職場のプレイングマネジャーの仕事の進め方について、
『膨大な業務量に追われているマネジャーを何とかしたい』
という共通の課題をお持ちの参加者の方が多かったようです。

また、ご自身も同じくプレイングマネジャーとして活躍されている皆様でしたので
ワークの中では自分ごととして取り組まれている姿も印象的でした。

今回の「5つの極意」は、現場で日々の行動に落とし込まれていくことが
最大のポイントだと思います。
業務設計シートの有用性と、百戦錬磨のコンサルタント谷口講師のメッセージを
お伝えすることができたのではと思います。

ご興味ある方はお気軽に弊社にお問い合わせください。
次回も引き続き人事担当者様の役に立つセミナー情報をお届けします。

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