リ・カレント ブレンデッドラーニング・組織学習プラットフォーム

従来の集合型研修に代わる、オンライン研修を組み合わせた新しい研修の形『ブレンデッドラーニング』とは

2020.06.19

新型コロナウイルスの感染拡大により、大きく世界が変化しました。
ネガティブな側面ばかりが取り上げられがちな今回の事態ですが、加速度的なオンライン化により数多くの実験的な取り組みが生まれ、これまでの集合型研修よりも学習効果を高める事例も増えてきています。

今回は、リ・カレント研修プログラム開発者と共に、コロナ禍で生まれた新しい研修の形「ブレンデッドラーニング」について紹介します。
既存の研修をオンラインに置き換えただけに留まらず、この危機を乗り越えるための企業教育を一緒に考察していきましょう。

コロナウイルスで見えた新しい教育の形〜ブレンデッド・ラーニング〜

オンライン研修の特徴や学習効果も見え始めている昨今、このような懸念を感じているのではないでしょうか。
「オンライン研修でも一定の効果はでるが、本当にこれで良いのだろうか。」
「今までの研修とオンライン研修であまり変わらないかもしれない。これからもオンライン研修でいいのではないだろうか。」

オンライン研修での実施や動画コンテンツによる学習ができたことで、今企業教育の在り方は大きく変わろうとしています。
これからの企業教育に必要になるのは、オンラインを上手に活用していくことで、学習者が主体的に学習し続ける仕組みを構築していくことです。

そのような中で注目されているのが「ブレンデッド・ラーニング(ブレンド型学習)」という考え方です。
リ・カレントでも3月4月のコロナウイルスの拡大を受けて、ブレンデッドラーニングで行う研修をする準備を整えました。

ブレンデッド・ラーニングとは

ブレンデッドラーニングとは、集合研修とeラーニングや、集合研修とオンライン研修など、複数の手法を掛け合わせて実施する学習手法のことを指し、学校教育においても注目を集めています。

オンライン研修には、オンライン研修ならではの良さがあり、また集合研修にはその良さがあります。もちろんeラーニングや読書などにもそれぞれの良さがあります。
ブレンデッド・ラーニングは、それら全てのいいところを最大限活用してこれまで以上に学習効果を高めていくことを狙いとしています。

その中でもリ・カレントでは現在、特に動画コンテンツを使用したブレンデッドラーニングに取り組んでいます。

「動画コンテンツは、研修と現場をつなぐ橋渡しの役割を持っています。」と、リ・カレント研修プログラム開発者の松本は言います。
動画研修を用いることで研修前の知識インプットや研修参加の動機付けに活用でき、また研修後は繰り返し学び定着を測ることができるのです。

今回リ・カレントが作成したサンプル動画をご紹介しましょう。

また、動画と組み合わせるオンライン研修は、「大人数の研修にする」「少人数で対話中心のセッションとする」など、研修の目的に応じて取り組み方を工夫することができます。

もちろん、対面でなければできない研修は、「強烈な体験」を伴うものだと考えています。
自分の限界を突破する体験、過去の自分と明らかに異なる視座を得る体験等、ノンバーバルの情報が受講者の体験を左右するものに関しては、集合研修の開催を待つほかないかもしれません。

しかしこれからは対面でしか実現できない研修を除き、動画とオンライン研修の組み合わせによるブレンデッド・ラーニングが、集合型研修に代わる今後の研修のスタンダードになっていくと考えられます。

ここからは、リ・カレントで実際行っているブレンデッドラーニングの事例について詳しくご紹介していきましょう。

動画コンテンツを取り入れたオンライン研修を行った背景

リ・カレントでは、これまでテキストや事前課題を紙ベースで提供していたところ、オンライン化を進めたいと考えていました。

そんな中、動画コンテンツを研修前の動機付けやインプットとして活用したいというお客様からの声がありました。
そこから動画コンテンツを活用した研修を企画するに至り、実際この春、1年目社員のフォローアップ研修およびOJTトレーナー向け研修に動画コンテンツを導入して実施するに至りました。

研修全体における、動画コンテンツとオンライン研修の位置づけ

ブレンデッドラーニング

1年目社員のフォローアップ研修においては、動画コンテンツを研修当日の1か月前に受講者に送付し、事前インプットの材料として提供しました。

研修前に動画を見て、研修までに現場で実践し、研修の場で疑問を解消する。また、研修後も動画を繰り返し見ることで知識定着に役立てる。そのような位置づけで、動画と研修を組み立てました。

OJTトレーナー向け研修では、動画コンテンツで知識をインプットしたうえで、オンライン研修を少人数の相談会のような形式とし、一人ひとりをフォローできるような内容としています。

リ・カレントの動画コンテンツ制作へのこだわり

既存のeラーニングシステムとの違い

リ・カレントの動画コンテンツの特徴として、組織での教育、人の成長を包括的にサポートすることを目的にしています。既存のeラーニングシステムや動画の教育コンテンツは、個人が一人で動画を見るだけで完結するスタイルが多数ですが、リ・カレントは動画コンテンツ単体で機能しつつも、オンライン研修やワークショップといった対話型の研修を組み合わせることで学びの定着を測っています。

そのため、動画の内容としても、知識をインプットするだけの内容よりも、「コミュニケーション」や「信頼関係」など関係性について扱うコンテンツが多く、実践を必要とする内容になっています。

リ・カレントの動画コンテンツの特徴

・情報は極力シンプルに
リ・カレントのコンテンツでは文字情報を減らし、シンプルな内容にしました。動画を見ることですべてを理解することよりも、「フラグ立て」をして、現場で実践し、研修で意識的に学ぶための素材として活用できる内容としています。

・自分事化しやすくする構成
動画の弱点は、受け身になってしまい、自分事化しづらいことです。そこで、見る人が共感しやすいように、ストーリー仕立てにし、具体的なシーンを盛り込んでいます。具体的なシーンについては、営業から技術者まで様々な対象者がいる中で、どの人にも受け入れられやすい内容にいたしました。

リ・カレントが提供したいのは「チームに焦点を当てた学習機会」

オンラインサロンや、MOOC等に代表されるオープン大学、月額定額制のオンライン学習コンテンツなど、動画コンテンツによる学習機会は世の中にあふれています。その中でリ・カレントが提供したいのは、チームに焦点を当てた学習機会です。

「既存の学習系コンテンツは、個人が一人で見て、知識のインプットとアウトプットが完結するように設計されているものが多い。個人の成長にしか焦点があたっていないのです。一方、リ・カレントが提供する動画コンテンツの多くは、関係性に関わるもの。関係性は、組織全体に貢献できるポイントです。関係性、つまりコミュニケーションは学びや仕事すべてにおける土台。私たちは土台になるものを重視したいと考えています。」(リ・カレント松本)

コミュニケーションは、話し手と聞き手がいて初めて成立するもの。つまり、一人の学習では完結しようがないのです。知識インプットや導入として動画コンテンツを視聴し、研修の場で実践し深めていく。この場合の研修は、オンラインでも、少人数の対話型で開催することで一人ひとりをフォローすることができるでしょう。

このように、動画+オンライン研修を適切に組み合わせることで、これまでの集合研修をwithコロナ時代にアップデートして提供することができるようになります。

「今後も動画コンテンツを充実させていき、動画コンテンツをライブラリ化し研修のテーマに合わせて提供できるようにしたいと考えています。」(リ・カレント宮城)

まとめ:リ・カレントの想い「日常に学びがある世界を目指したい」

今後ますます、動画コンテンツ等のオンライン教材やオンライン研修が普及していくことでしょう。5Gが普及すれば、動画コンテンツもより身近になることと思います。

プロデューサーの松本は、「学習が日常にあふれる」未来を思い描いています。
「常に学習動画コンテンツにアクセスでき、日常の出来事をきっかけに適切な動画コンテンツのリコメンドを得られる。コンテンツは動画に限らず、記事や、同じような関心を持つ人からのリコメンドも含まれる。動画は日常と学習をつなぐ重要な切り口の一つ。」(松本)

日常のとあるシーンが学習コンテンツにつながり、コンテンツで学習したことが日常にフィードバックされる。多様なシーンをコンテンツがカバーするためには、まずは大量の動画コンテンツ開発が必要でしょう。

以上、コロナ時代におけるオンライン学習機会の今後と、新しい形であるブレンデッド・ラーニングについてお伝えしました。リモート環境での研修にお困りの人事担当者の方は、ぜひお問合せいただければ幸いです。

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