QUESTION 01
どのような学生時代を過ごしましたか?
和歌山県出身で高校生の時、地元の地域活性化活動に参加し、地元の魅力をアピールする活動をするなかで多くの地元学生・住民を巻き込みました。活動を通して関わった人々が楽しむ姿や喜ぶ姿に、一緒に活動していたメンバーが「自分たちでもこんなことができるんだ」とやりがいを感じて元気になったり、最初は自信がなかった私も自信を持つようになったりと、人の変化・成長を体感・経験しました。人は目標や目的、自分の可能性や成長を自ら発見するとこんなにも活き活きするのだと思いました。
とにかく小さい頃から負けず嫌いで、そして何事も全力でやりたいタイプでした。体を動かすことが好きで、水泳・陸上・剣道と色々と挑戦し、高校では硬式テニス部に入って3年間ガッツリ活動していました。壁がある方が燃えるタイプで、ギリギリ状態からパワーアップする様子を見た友達からは「スーパーサイヤ人か!?」と言われたことがありました(笑)
これまでの経験から、異文化理解のマインドを持った人の育成や成長に学校以外の教育の形で携わりたい思いがあり、大学では教育支援×多文化共生を専攻しました。先輩後輩・同期といった縦横だけの関係でなく、組織やグループの中での「ナナメの関係性」について特に興味深く学びました。コロナ禍で自分の進路について考える時間が増えた際、その学びを机上だけなく、もっと実体験として学びを深めたいと思うようになりました。そして学生時代のうちに今しかできないこととしてやりたいと思い、1年間休学をしてフィールドで実践することを決心しました。なぜ・何のために休学するのかを両親に説明し納得してもらうためにプレゼンを作りました。事前に作戦を練り、何度もシミュレーションした結果、無事許しを得ました。「人のために、そして自分の今後のために、悔いのない1年にしなさい」と言って背中を押してもらい、とても嬉しかったです。初めて両親に向けてプレゼンテーションしたのですが、今思えば何か不思議ですよね!!??(笑)
休学期間中には、丸1年、教育支援系NPO法人のインターンとして福島県の教育現場(高校)で仕事をしていました。具体的には、学校内居場所の運営と授業運営の支援業務でした。先生と生徒の間に入って、どうすれば生徒が自発的に行動する意欲を持血、自分の生き方・あり方を見つけられるようになるか、どうすれば先生の伝えたいことがより有効に伝わる伴走ができるようになるのかなどについて苦心しました。しかし、何よりも一番の経験になったのは、「先生と先生」、「先生と生徒」の間に実際に入り込み、「目的・ゴールの擦り合わせ」や「ゴール達成のための手段・役割分担の整理」、「プログラム等を実行に移すための伴走支援」を行ったことです。毎日が試行錯誤の連続で、本当に大変でした。それでも、先生・生徒・ナナメの関係の私の三者が目指す目的・ゴールを共有し、一丸となって取り組むことで成果が出たことは何にも代え難い経験になりました。